目次
- HSPとは?
- HSCとは?
- HSSとは?
- HSPの4大特性「DOES」
- エンパスとは?
- エンパスの種類
- HSPセルフチェックテスト
- HSSセルフチェックテスト
- セルフチェックテストのチェック数の変化について
- HSPの3タイプ(感覚系・共感系・洞察系)
- HSP/HSC/HSS/HSEと発達障害について
HSPとは?
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、
米国の心理学者、エレイン・N・アーロン氏によって提唱された概念です。
「非常に敏感な人」、または「非常に繊細な人」という意味で、
病気や障害でもなく、生まれ持った特性(気質・体質)とされ、
この特性は人間だけではなく、
犬・猫・馬などの動物から魚・鳥・ハエなど約100種類以上の生物にあることが確認され、約15%~20%の割合で存在しています。
この特性があることにより行動を起こす前に注意深くなり、このことは生物としての生き残り戦略であると考えられています。
※下記記載のHSPセルフチェックテストをお試しください。
HSCとは?
HSCとは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の略で、HSPの特性を持つ子供のことを指します。
両親のどちらか、もしくは両方がHSPであるとは限らず、遺伝的な要素が確実にある訳ではありません。
日本の場合では、HSCのお子さんが発達障害(発達障害のグレーやADHDなど)と間違って診断・もしくは判断されることも多く、
HSP/HSCの専門医も日本には指を数えるほどしかいないのが現状です。
カウンセラーやセラピスト、行政機関、学校などでも、まだまだHSPという言葉が知られておらず、
不登校の子供の中には非常にたくさんのHSCの子供がいるという風に言われています。
HSSとは?
HSSとは「High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)」の略で、
HSPの特性を持ちつつも、その逆の活動的で刺激を追い求める気質の2つの気質を持ち合わせるHSPのことを言います。
HSPの中の約30%(全人口の6%)がHSSであると言われ、HSS型HSPとも呼ばれています。
すごくアクティブな反面、すごい臆病(慎重)だったりする傾向もあり、
常にアクセルとブレーキを同時に踏んでいる様な感覚で、疲れやすさを感じる人が多いのが特徴的です。
※下記記載のHSSセルフチェックテストをお試しください。
HSPの4大特性「DOES」
HSP(HSC)は、必ず以下の「DOES」という4つの特性が当てはまります。
※もし、どれか一つでも当てはまるものがなければ、逆にいくら繊細で感受性が鋭くてもHSP(HSC)ではない可能性があります。
D:深く処理する(Depth of processing)
O:過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い(being both Emontinaly reactive generally and having high Empathy in particular)
S:ささいな刺激を察知する(beinig aware of Subtle Stimuli)
もし、この4つの特性が当てはまらずHSPでなかったとしても、HSP自体は自己診断のため、HSPっぽい人である可能性があります。
エンパスとは?
empathy(共感・共感力)という意味の言葉が語源のシャーマン的な霊能力や超能力者を持った人のことを指します。
エンパスはスピリチュアル的要素があり、
HSP概念の提唱者であるアーロン博士も
「HSPとエンパスは別なので区別して扱って欲しい」と述べていますが、
HSP/HSC同様「共感力」が強いという意味で間違われて使われることが多い様です。
※エンパスはその共感力の高さから周りのエネルギーに左右されやすいという特徴があり、HSPの中でも特により敏感な気質を持つ感度が高いHSPと能力的な共通点があります。
エンパスの種類
- 身体直観型エンパス
- 身体ワンネス型エンパス
- 感情直感型エンパス
- 感情ワンネス型エンパス
- 知的変容型エンパス
- スピリチュアルワンネス型エンパス
- 動物エンパス
- 植物エンパス
- 鉱物エンパス
- 逆エンパス(エルゴン)
※各エンパスの詳細についてはまた改めて更新・修正の予定です。
引用:「メタフィジックス通信」
〇クレアコグニザンス: 情報や知識を得た訳ではないのに、直感的にわかるタイプ。何かしなくてはならない、するべきでないという”ガイダンス”、誰かが嘘を付いているなどを見抜くのが得意。
〇サイコメトリー: 物のエネルギーや記憶が、触れると分かるタイプ。クリスタルのエネルギーが分かるなら、クリスタルヒーラーに向いている。
〇エモーショナルエンパス: 他人の感情を、精神的にも肉体的にもキャッチしやすいタイプ。しばしば言われる前に、気配で感情が分かる。感情のもつれが分かるので、カウンセラーになると、このタイプは活躍。
〇フィジカルエンパス: 人の病気や痛みをキャッチしやすいタイプ。体調が優れない原因、痛みのある場所が分かります。ヒーラーになると、このタイプは活躍。
〇アニマルエンパス: 動物の気持ちが分かるタイプ。アニマルコミュニケーターやアニマルセラピストになると、このタイプは活躍。
〇プラントエンパス: 植物の気持ちやニーズが分かるタイプ。植物を育てるのが上手。
〇ジオマンティックエンパス: 場所や土地のエネルギーを読めるタイプ。災害が起こる前に、気配を感じたり、予知できることもある。
〇サイキックエンパス: スピリットとのコミュニケーションが、見たり、聞いたり、感じたりできるタイプ。一番有名なエンパス。
■その他
熟練エンパス・・共感力のスイッチをオン/オフができるエンパス
HSPセルフチェックテスト
1.分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5.カフェインに敏感に反応する
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8.騒音に悩まされやすい
9.美術や音楽に深く心動かされる
10.とても良心的である
11.すぐにびっくりする(仰天する)
12.短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
14.一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
15.ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19.生活に変化があると混乱する
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
引用:「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ
もし質問に12項目以上当てはまったら、おそらくあなたはHSPである可能性があります。
該当する数が少1つか2つしかなくても、その度合いが極端に強ければHSPである可能性があります。
HSSセルフチェックテスト
1.安全ならば強いお酒を飲んで酔ってみたい。
2.会話によってはとんでもなく退屈することがある。
3.好きだとわかっている一度行ったことがある場所よりは新しい場所に行きたい。
4.スキー、ロッククライミング、サーフィンなどスリルを味わえるスポーツをしてみたい。
5.長い間、家にいると落ち着かなかったり退屈してしまう。
6.何もすることなく待つのはツライ。
7.同じ映画は一度見るとストーリーを覚えているので途中で退屈してしまう。
8.不慣れなこと、未知なことを楽しめる。
9.普通でないもの、変わったものを見かけると気になって調べたくなる。
10.毎日同じ人と一緒にいると飽きる。
11.私が何をしでかすのか予測がつなかいと友達は言う。
12.新しい分野を探究するのが好きだ。
13.日常的なルーティン(繰り返し)を避けている。
14.激しく心を揺さぶるアートに心惹かれる。
15.高揚感を与えてくれるのでお酒を飲むのが好きだ。
16.突発的な行動をとるような友人を好む。
17.自分にとって目新しく、好奇心を刺激するような場所に行きたいと思う。
18.旅行にお金を使うなら、まだ行ったことのない未知の国がいい。
19.探検家になりたいと思ったことがある。
20.まわりがひきつり笑いをするような下ネタが出ると楽しいと思う。
■女性の場合
11個以上の質問に「〇」: おそらくHSSでしょう
8個〜10個に「〇」: ややHSSでしょう
7個以下の質問に「〇」: HSSではないかもしれません
■男性の場合
男性の場合は周りに期待される男らしい答えをする傾向があるので影響を考え得点評価が少し違います。
13個以上の質問に「〇」: おそらくHSSでしょう
10個〜12個に「〇」: ややHSSでしょう
9個以下の質問に「〇」: HSSではないかもしれません
セルフチェックテストのチェック数の変化について
HSP・HSSのそれぞれのセルフチェックテストは体調や状況によって変化することがあります。
また、年齢を重ねていくごとに気質に変化が出ていくケースや、
ある特定の感覚(音・聴覚)が敏感になっていったり、
体調が良くなっていくことで敏感だったものが気にならなくなっていくケースもあります。
HSPの3タイプ(感覚系・共感系・洞察系)
HSPには大きく分けて以下の3タイプがいます。(「HSP未来ラボ)皆川公美子先生考案)
※どれか一つに当てはまるという訳ではなく、一人一人が3つのタイプ(敏感性)をそれぞれ持っています。
1)感覚(五感+第六感)の敏感性・・「感覚系」
五感~視覚、聴覚、触覚、味覚、そして、HSPの場合は、第六感(直感)が基準装備で備わっている。
それぞれにどこが高いレベルで反応するかというのは個性がある。同じHSPでも、その個性は百人百様。
2)共感性・・「共感系」
共感性とは、人の気持ちが良く分かるということ。人の気持ちへのエネルギーのセンサーが高いともいえる。
3)洞察性・・「洞察系」
洞察力が高い、真理とか物事の本質に対するセンサーが高いということ。物事を深く広く考えること。
ほとんどのHSP/HSCが上記HSPの3タイプ全てを持っていて、HSP(HSC)によってどれが一番強いかが異なります。
3つ全てが強いHSP(HSC)もいれば、共感系がすごく強く、感覚系は強くないHSP(HSC)もいて、
共感系と感覚系の聴覚(音)だけが敏感で、味覚や身体のことに対しては敏感ではないHSP(HSC)たくさんいたりします。
HSPやHSSのセルフチェックテスト同様、状況によって変化することもありますが、
本質的にどのタイプが強いかを知ることで対人関係や環境への対処法、
心や身体の不調への対策がより具体的にできる様になっていきます。
HSP/HSC/HSS/HSEと発達障害について >>>
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